Advanced Cardiovascular Life Support の略。日本語では「二次救命処置」などと訳される。対象は心・血管系の救急疾患で、メインとなる心肺停止状態(CPA)に加え、不整脈・心筋梗塞・脳卒中への対処法が含まれている。 心臓マッサージや人工呼吸といった「一次救命処置(BLS)」より一歩高度な救命法で、除細動や気管挿管、薬剤投与など器材を用いた救命法が含まれる。
Automated External Defibrillatorの略。自動体外式除細動器。心停止の患者にパッドを貼ると心電図を解析し、必要があれば電気ショック(除細動)を行う医療機器。一般の人も医師法違反はなく使用可能。AEDの使用に際してはCPRができることが基本。 空港・学校・デパート・駅・商店街など、人の集まる場所に置くようになっている。自分の町のAEDを把握しておけば、いざという時に役立つかもしれない。
Advanced Medical Life Supportの略。アメリカにある内因性疾患に対応するためのトレーニングコース。病院前救護の内容。ショック・呼吸困難・頭痛・胸痛・腹痛・意識障害・消化管出血・けいれん・失神などを扱っている。Patient Assessmentを扱う部分がある。
評価のこと。Patient Assessmentは直訳すれば「患者の評価」。評価をして状態が異常であればそれに対処する。評価→対処のプロセスが重要。Assessmentによって生命が脅かされている状態life-threateningがあれば直ちにそれを修復するlife-saving interventions。 この対応こそLife Supportの真髄とも言えるだろう。
Basic Life Supportの略。成人と小児の心停止・気道異物にどう対応すれば良いかを扱ったもの。CPR・AEDなどを学ぶにはかなり良く、医療従事者も一般の人も誰もができると良い内容。 心肺停止状態であるとき胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸をどうやれば良いのか、AEDをどのように使えば良いのかなど詳しく扱っている。 心停止では胸骨圧迫がいかに重要か、BLSコースを通じてわかるはず。
Basic Trauma Life Supportの略。現在はITLSと名前が変わった。 外傷の病院前救護を扱ったアメリカのトレーニングコース。日本の外傷病院前救護はJPTECが主流であり基本であるが、BTLSは歴史も長く日本のJPTECより詳しい部分もある。アメリカと日本の医療事情が違うことを十分理解していればかなり勉強になり、応用も効く部分が多い。 Patient Assessmentを扱う部分がある。
Cardiopulmonary Arrestの略。心肺停止の事を言う。 心肺停止状態であれば、CPRを行う事が非常に重要となる。 特に胸骨圧迫に関しては必須。これが蘇生率を左右すると言っても過言ではない。
Cardiopulmonary Resuscitationの略。心肺蘇生。胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸がポイント。特に胸骨圧迫は誰でもできるので習得しておくと良い。
Disaster Medical Assistance Teamの略。災害時に現場に出向く医療チームのこと。 日本でも各地でチームがある。「日本DMAT」として研修が行われている。 「東京DMAT」は日本DMATより先にできており、日常における緊急事態(事故など)に対しても消防と連携して現場に医師・看護師が向かっている。 日本に限らずアメリカやその他の国でもDMATと呼ばれるチームはあり、現場に出向く医療チームとして活躍している。
Emergency Medical Serviciesの略。アメリカでは良く使われる用語で、救急医療サービスの事を言う。救急車や救急ヘリなど、広い概念。日本と医療事情が異なるため、システムも違う部分がある。
いわゆる応急処置に相当する単語。医療従事者(医師・看護師・救急救命士・救急隊員など)が到着するまでに行う処置はファーストエイドと言える。 救助者の安全や救助者心理、救命率の向上や後遺症の回避のための処置方法、応急処置に関係した倫理的問題などを扱っている。
Japan Advanced Trauma Evaluation and Careの略。外傷に対する医師による初期診療を扱った日本のトレーニングコース。臨床研修医は受講することが望ましいとされる。 防ぎ得る死preventable deathや防ぎ得る合併症・後遺症preventable disabilityを回避するべく存在するようになった。JPTECとの整合性がある。 患者の評価方法、外傷による気道・呼吸・循環などの管理や意識障害などへの対応方法、胸部外傷・腹部外傷・骨盤外傷・頭部外傷・顔面頸部外傷・脊椎脊髄外傷・四肢外傷・小児外傷・高齢者外傷・妊婦外傷・受傷機転・トリアージ・病院前救護・病院間搬送などなど、内容が深く勉強のしがいはある。
Japan Prehospital Trauma Evaluation and Careの略。外傷に対する病院前救護を扱った日本のトレーニングコース。防ぎ得る死preventable deathを撲滅すべく存在するようになったのは、JATECと同様。JATECと整合性がある。 現場における安全管理、患者の評価方法、各外傷の各論、外傷に対する応急処置、救出方法、トリアージ、メディカルコントロールなどを扱っている。
MC(エムシー/メディカルコントロール) Medical Controlの略。救急現場から医療機関に搬送されるまでの間の医療行為の質を医師が保証するためのもの。病院前救護の質を管理する必要があるのは言うまでもない。 最近流行りだした内容でもあり、今後大きく発展すると思われる。LSW関東のネットワークもいずれはMCに貢献することになるかもしれない。
Patient Assessmentの略。AMLSとBTLS、それぞれで扱っているアセスメント方法。 LSW関東ではPatient Assessmentを抽出し、救助者が安全にかつ効率よく傷病者に対応できるようにあらゆるトレーニングコースの基本概念をつかむための“きっかけ”としてPatient Assessmentを扱っている。現場の評価から患者の評価までを包括している。 LSW関東で扱っているものは正式なトレーニングコースの内容ではないものの、実際に緊急時・災害時に動くためにかなり使えると言えるだろう。 ★PAを学んだ後はぜひ正式のトレーニングコースを学んでください。PAを使う人次第で浅くも深くもなるので、ぜひLSW関東に参加した人はこれに満足せず貪欲に知識・技術・態度・経験を求めていきましょう。
Pediatric Advanced Life Supportの略。小児にどのように対応すれば良いのかを扱ったトレーニングコース。Pediatric Assessmentは小児を評価して対処するための方法であるが、非常に有用。呼吸障害・ショック・徐脈・頻脈・心停止・蘇生後の処置などを扱う。
Basic Trauma Life Supportの略。現在はITLSと名前が変わった。
外傷の病院前救護を扱ったアメリカのトレーニングコース。日本の外傷病院前救護はJPTECが主流であり基本であるが、BTLSは歴史も長く日本のJPTECより詳しい部分もある。医療事情が違うことを十分理解していれば、かなり勉強になるし応用も効く部分が多い。Patient Assessmentを扱う部分があり、勉強になるはず。
アルゴリズム 問題を解くための一連の演算手順、または処理順序。
ガイドライン 指針・誘導指標。ガイドラインに基づいて、アルゴリズムやプロトコルが作られる。
トラウマ 外傷。怪我のこと。一般の人には心理的なショックや体験をさして使うことがあるが、本来は「外傷」と言う意味。PTSD; post traumatic stress disoderは心的外傷後ストレス障害と訳され、この場合は精神的な外傷と言う意味である。
トリアージ 緊急度・重症度により患者を選別し優先順位を決定すること。救急外来で行われるトリアージと災害時に行うトリアージは考え方が若干異なるものの、緊急度・重症度を考慮しどの患者を優先して医学的介入を行うかを決定すること。
トレーニングコース いわば講習。トレーニングコースの種類として、BLS・ACLS・PALS・JPTEC・JATEC・BTLS・AMLSなどがある。医療従事者または一般の人が受講して、科学的に正しい、一般に認められた対応方法を学ぶコース。 病院前救護に焦点を当てたものもあるし初期診療に焦点を当てたものある。シミュレーション教育を含んでいる場合がほとんど。 Patient Assessmentを学んだ人はぜひBLSなどのトレーニングコースを受講して欲しい。
プロトコル 一連の手順を示したもの。アルゴリズムに似た言葉。
メガコード シミュレーション教育を行う際、多用される。アルゴリズムに沿ってシナリオを進行させ模擬的な医学的介入をすることで、どれくらいアルゴリズムを理解できているかを評価できる。簡単に言えば、お医者さんごっこ。